まず、大きく分けて2種類あります。
①静的ストレッチ
②動的ストレッチ
静的ストレッチは、昔ながらのじわ~ と筋肉を伸ばすストレッチですね。
動的ストレッチは、ラジオ体操やサッカーでよく見られるブラジル体操などです。
数年前から、運動前の静的ストレッチは運動パフォーマンスを下げると言われています。
これは、様々な研究で、ストレッチをすると一時的に筋肉が引き伸ばされて、筋力が低下するという報告があるからです。また静的ストレッチで筋温が上がらない。静的ストレッチをするのとしないのとでケガの発生率に違いが無かった。という研究結果などがあるからです。
という事情から、運動前は動的ストレッチ、運動後は静的ストレッチを行うという考えが広まっていると思います。
まつもと整骨院の考えは、『その競技に必要な関節の可動域は作るべき!』です。
例えば、サッカーで相手のボールをカットしようと脚を広げた時に股関節の硬い人と柔らかい人ではどちらが有利でしょうか?
格闘技で肩甲骨が硬くてパンチのリーチが短い人と長い人、ハイキックができない人とできる人・・・どうでしょうか?
また、ある関節が硬いせいで、他の関節や筋肉に負担が掛かりケガをされる方も多くいます。
ですので、当院の運動指導では、競技前に動的ストレッチも静的ストレッチも両方しています。
前述した、論文や研究報告でも30秒以上の静的ストレッチはパフォーマンスを下げるが、例えば10秒くらいだったら下がらないとしている結果報告もあります。さらに筋力低下はストレッチ直後のことで、それがいつまでもずっと続くわけではないようです。
まとめると、静的ストレッチが全く必要ないというのは極端ではないでしょうか?
用途や、やり方にによっては、運動前であっても有効なストレッチ法だと考えます。
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【からだの痛みの相談所】
まつもと鍼灸整骨院・天六本院
まつもと整骨院・心斎橋院
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