2017年11月9日木曜日

筋肉痛 子供と大人の違い

筋肉痛って、若い頃はあまりなかったのに、大人になってからよくなるようになった
という経験はありませんか?

これはテストステロンが関係しています。
男性ホルモンであるテストステロンは第二次性徴以降に分泌量が増えます。

テストステロンは筋肉の速筋線維を増やします。
なので男性は成長期を過ぎると筋肉が発達しやすくなります。

筋肉痛は速筋に伸張性収縮が加わると起きやすいことが実験データから分かっています。
なので子供の頃は速筋が少ないので筋肉痛になりにくく、大人はなりやすいのです。

ちなみに筋肉痛の原因として「乳酸が溜まった!」というのは今は否定されています。
なぜなら乳酸は筋活動のエネルギー源として使われることと、運動後数時間後には消失することが分かってきたからです。