2022年11月7日月曜日

治る順序があるのを知っていますか?

ケガをして治るまでには、段階を踏んで治っていきます。

①初期 炎症段階

 赤くなる 腫れる 痛みが出る 熱が出る等の症状がある時期です。
 医学的なことを書くと難しいので、省略しますが、安静にしときなさいよ!
 というサインだと思ってください。腫れてたらパンパンで動きにくいし、
 痛いと動かしたくなくなりますよね。
 その間に細胞が必死に治そうとしてくれているのです。軽いケガだと2~3日
 ぐらいの期間です。火事を例にすると『消火作業中』です。

②中期 修復段階

 傷ついた組織を直す時期です。カサブタができるのも、この段階です。
 炎症期のあと~1、2ヶ月くらいが目安です。痛みはあまり感じなくても
 まだまだ完全に治っていなくて、カサブタを無理にはがすと血が出て
 グジュグジュの組織が見えてしまいます。
 例えると、火事で壊れた場所を補修している時期です。
 
③終期 リモデリング段階

 傷ついた組織が元に近い状態戻ろうとしている仕上げの段階です。
 ケガしてから2~4ヵ月くらいの期間です。
 もう例えなくてもよいと思いますが・・外壁に色を塗って、新しい家具も揃えて
 とりあえず住めるという状態でしょうか?

細胞が直るのに3、4ヵ月かかると知るとスポーツ復帰するまでに、
「相当時間がかかるのでは?」と不安になる方もいるでしょうが、
段階に応じてのリハビリをすることで、競技復帰の時間は短縮できますし、
効果的な治療によっても早く良くなるでしょう。

重要なのは、自己判断を当てにしない事です。
治りきっていない段階で、無理をして動かして更に時間がかかってしまったり、
ケガをしても、「自然と治るかな?」と、しばらく何もしないで1~2週間後に
来院しすると、まだ炎症期が続いていて、腫れた状態だったりする人が、意外と
多いです。自分の体です。気をつけて下さいね。
 

 

 

 

 

 

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【からだの痛みの相談所】
まつもと鍼灸整骨院・天六本院 
まつもと整骨院・心斎橋院
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